三浦春馬さんの想いと共に ミュージカル「イリュージョニスト」上演決定 代役は海宝直人 来年1月後半に

[ 2020年11月3日 18:08 ]

三浦春馬さん
Photo By スポニチ

 今年7月に亡くなった俳優の三浦春馬さん(享年30)が主演を務め、12月から来年1月にかけて上演予定だった日英共作ミュージカル「The Illusionist―イリュージョニスト―」は俳優の海宝直人(32)を代役に立て、来年1月後半に東京・日生劇場で上演されることが決まった。3日、舞台の公式サイトで発表された。

 「本作に関わるキャスト、スタッフ一人一人と意見を交わし、長らく協議を続けた結果」、上演を決定。「昨年日本で行われた本作のワークショップには、三浦春馬さんも参加され、英国のクリエイター陣と熱く議論を交わし、作品と役の理解を深めていただいておりました。日英共同新作となる本作が1歩ずつ前に進み、形作られる過程に積極的に参加してくださっていた三浦さんがこれまで注いでこられた情熱を受け継ぎ、本作が三浦さんの想いと共に世界に羽ばたくための第一歩として上演を決定いたしました。出演者・スタッフ一同、三浦さんの想いと共に一丸となり、上演を心待ちにしていただいている皆様の心に残る作品をお届けできるよう精進してまいります」と報告した。

 世界初演となる新作オリジナルミュージカル。原作はピューリッツァー賞作家スティーヴン・ミルハウザー氏(77)による短編小説「Eisenheim the Illusionist(幻影師、アイゼンハイム)」。2006年には米俳優エドワード・ノートン(51)主演により「幻影師アイゼンハイム」として映画化された。

 19世紀末のウィーンを舞台に、天才幻影師・アイゼンハイムと公爵令嬢・ソフィの禁断の愛、傾国の危機が迫るオーストリア皇太子・レオポルドの苦悩などを描く。

 三浦さんが演じる予定だった幻影師・アイゼンハイム役を当初は皇太子役だった海宝、皇太子役を新たに成河(39)、あとは当初の予定通り、公爵令嬢・ソフィ役を愛希れいか(29)、ウール警部役を栗原英雄(55)、興行主・ジーガ役を濱田めぐみ(48)が演じる。

 ミュージカル「タイタニック」「グランドホテル」「パジャマゲーム」などのトム・サザーランド氏が演出を務めるなど、英国演劇界の実力派スタッフが揃っている。

続きを表示

2020年11月3日のニュース