「今は95%サラリーマン」ハチミツ二郎、IT企業就職のきっかけは「死ぬのを覚悟」した病気

[ 2020年9月11日 18:31 ]

ハチミツ二郎
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 お笑いコンビ、東京ダイナマイトのハチミツ二郎(45)が10日深夜放送のテレビ東京「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・12)に出演。4月にIT企業に就職、芸人との二足のわらじをはくことになったきっかけを明かした。

 「M-1グランプリ」で2度、決勝に進出するなど芸人として活躍していたが今年3月31日、ツイッターで「明日からオレ、サラリーマンになります。芸人はやめません」と発表し話題となった。現在は会社の研修期間中。コロナ禍もあり、芸人としての仕事が減っており、「今は95%サラリーマン」と笑った。

 就職のきっかけとなったのは、自身の病だった。2018年に急性心不全で緊急入院した。「お医者さんに今晩越えられない」と告げられるほど、危険な状況に。「死ぬのを覚悟」したが、懸命な治療によって一命をとりとめた。

 もともと「もらった金は全部使うみたいなスタイル」。病室を訪れた妻、妻の後ろに隠れるよう、出てこない娘を見て、「もしここで死んだら芸人って何もないんだなって思った。何も残さない」と感じた。

 芸人として波乱万丈な生活を送ってきたことなどを深く考えたといい、「奥さんもらった以上、子どもが生まれた以上、守るのが約束。何とかしなきゃ」。自分に“何かあった時”のことや、安定した収入などについて、意識するようになったという。

 その後、自身が本を作ろうとクラウドファンディングを始め、資金を調達した際の出資者が「今雇ってくれたITの社長さん」。本の企画で対談した後、ハチミツがテレビ番組でオリジナルゲームのプレゼンをする様子を偶然見ており「ビジネスになる」と興味を持ったそう。「思い切って就職しませんか?」とのオファーを受け、サラリーマンになった。

 「お笑いの仕事があるときは仕事を休んでいい」との許可を得ている。給料は「新卒の月給くらい」と明かし、「芸能のほうで1日休むとかになったら日割りで(引かれる)」と説明していた。

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2020年9月11日のニュース