初防衛失敗の豊島「実力足りなかった」も前へ「勉強 いい経験 生かしていきたい」

[ 2020年8月16日 05:30 ]

第78期名人戦7番勝負第6局 ( 2020年8月15日    大阪・関西将棋会館 )

名人戦の第6局で豊島名人(左)を破った渡辺3冠(日本将棋連盟提供) 
Photo By 共同

 初防衛に失敗した豊島は「準備した作戦はうまくいったが、その後の実力が足りなかった」と敗因を語った。

 対局過多は渡辺だけでなく、豊島自身、ダブルタイトル戦の最中にある叡王戦が2勝3敗に持将棋2局。9月に2局が追加され、10月からは竜王戦の防衛戦が控える。7割近くの通算勝率を誇りながら最近10局は2勝8敗と不調は明らかだった。「(渡辺には)考えてない手を指されることが多かった。勉強になった。いい経験ができたのでこれからに生かしていきたい」。前だけを見据えて語った。

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2020年8月16日のニュース