「ウルトラマンZ」のノスタルジックな楽しみ

[ 2020年8月14日 12:00 ]

9月5日放送予定のテレビ東京系「ウルトラマンZ」第11話のワンシーン(C)円谷プロ(C)ウルトラマンZ製作委員会・テレビ東京
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 【牧 元一の孤人焦点】テレビ東京系の特撮ドラマ「ウルトラマンZ」(土曜前9・00)を楽しんでいる。子供の時に見た「ウルトラQ」(1966年)のゴメスや「ウルトラマン」(66年~67年)のゴモラなど、懐かしい怪獣が次々と現れるからだ。

 15日に放送される第9話には「ウルトラセブン」(67年~68年)のキングジョーが登場。さらに、このほど入手した第11話(9月5日放送予定)の場面写真には「ウルトラマン」のレッドキングの姿。こうなると、昭和のウルトラ怪獣オールスター総出演の感がある。

 まずは、キングジョー。ウルトラセブンの第14、15話(68年1月7日、14日放送)の「ウルトラ警備隊西へ 前編、後編」に登場した宇宙ロボットだ。当時、子供心に面白いと思ったのは、体が4分割し、それぞれが海に潜ったり空を飛んだりすること。合体して戦うと強力で、ウルトラセブンのアイスラッガーを跳ね返し、怪力で責め立てる。セブンが自力で倒せない強敵だった。

 このスーパーロボットはその後もウルトラマンシリーズにたびたび登場。2012年に出版された「ウルトラセブン研究読本」の企画「怪獣・宇宙人人気投票」ではペガッサ星人やメトロン星人、エレキングなどを抑え、1位になっている。

 そして、最新のウルトラマンZとも対戦。8日に放送された予告編では「金色の巨大ロボットが出現。防衛軍が見つけたウルトラメダルを狙っているようだ」とナレーションが入り、ウルトラマンZに馬乗りになっている姿などが映し出された。

 それにしても、息が長い。キングジョーもレッドキングも、50年以上前に生み出されたキャラクターだ。それがいまだに新番組で使われ続けていることに驚く。その姿形を考案したのは、「ウルトラQ」の途中から怪獣デザインを担当したデザイナーの成田亨さんだが、制作当時は、まさかここまで長命になろうとは考えもしなかっただろう。

 人気怪獣の魅力は何か。やはり、見た目の面白さだと思う。レッドキングは、知能が低いことの表れなのか、頭部が異様に小さいところが特徴的だ。もちろん、ただ奇抜なだけではいけない。独創性と造形美の微妙なバランスが求められる。

 バルタン星人やゼットン、エレキングなど、成田さんの傑作は数多い。今後もシリーズに登場する機会があるだろうが、特に、最新の技術と映像で見てみたいと思うのは「ウルトラQ」のガラモンだ。あの奇怪な姿、コミカルとも言える動きは、今の子供たちにもインパクトを与えるのではないか。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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