橋下徹氏 「Go To」の名称に苦言「もうちょっと違う名前をつけておけば」

[ 2020年7月21日 14:58 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が21日、フジテレビ番組「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に出演。22日から開始する国の観光支援事業「Go Toトラベル」キャンペーンについて言及した。

 意見を求められた橋下氏は「政策の中身と、やり方については分けないといけない」としたうえで「中身についてはこれ以上の経済対策はないと思いますよ」と評価した。

 「コロナ自粛によって直撃を受けたのは、観光業と飲食業、これは間違いない。ここを支援するやり方には2つあって、今までの旧来のやり方は補助金をどんどん入れるんです。補助金を入れるやり方はあまりよくないサービスを提供している事業主もそのまま残ってしまうということ。だから、僕も政治家の時は補助金を入れるのではなく、クーポン制度、バウチャー制度をクーポンを消費者のほうに発行して、消費者のほうに店を選んでもらう。いいサービスを提供してくれるところにお客さんが集まるような、こういう経済対策っていうものはこれしかないと思う」と続けた。

 さらに「問題があったのは名前。Go Toキャンペーンは今の時期良くない」と名称に苦言。「やっぱり、助け合い、頑張ろう事業とか、もうちょっと地味な、ウキウキした、浮かれたような名前を付ければいいのに、なんでこんな名前になっちゃったのか。コロナが収束した後はGo Toキャンペーンでいいけど…コロナが収束していない状況を見越し、もうちょっと違う名前をつけておけば、状況も違ったと思う」と指摘した

 さらに「あと一番(の問題は)はやり方ですよ」と進め方に問題があったとし、「今の日本、国と地方の仕組み、東京都の仕組み、仕組みが制度疲労を起こしているからこういうことを起こしている。政府が日本全国を動かすということに無理があるんです。Go Toキャンペーン、僕は助け合い事業と言いますが、それぞれの都道府県ごとに、やるタイミングを都道府県に任せておけば、問題なかったと思います」と続けた。

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2020年7月21日のニュース