岡田晴恵教授 医療従事者には「アビガンを持たせて」

[ 2020年4月15日 11:15 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大を続く中、医療崩壊にならないために「アビガンを持たせて」と提案した。

 番組では、患者1人に医師3~5人体制、8人の重症者に通常業務を行いつつ、20~30人の医師・看護師が必要という厳しい医療現場について取り上げた。

 岡田教授は「医療従事者を守ることをしないといけない。医療従事者には優先的にPCR検査を全員やるってことぐらいのことをしないと。もし感染していて症状が出たら、速やかに重症化を阻止させる」と主張。マスクや防護服が足らないという現状もあり、「こういう人たちにアビガンを持たせると。予防ではなく、症状が出たら速やかに飲んで重症化を阻止すると。医療者ですから、プロですから。それをやらないと、医療者が持たない」と訴えた。

 さらに「重症の方にはこれだけ医療資源を使うんだということを考えないといけない。ハイリスク者へのアビガンの投与を。他にもクリスはあるが、錠剤ですので、インフォームドコンセントを取って、高齢者には使っていくと」と続けた。

 アビガンは現在、治験段階にあるが、「治験ということでは、一部しか使えない。研究の承認をしてほしい、コロナで」とも。「そこをやらないと、切迫した状況でどうやって医療を持たせるのかということを考えてしまう。これは厚労省よりも政治判断だと思います。強く提言いたします」と力を込めた。

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2020年4月15日のニュース