渡辺謙主演舞台、公演延期を発表 「ピサロ」で渋谷パルコこけら落とし予定も

[ 2020年3月13日 05:30 ]

俳優・渡辺謙
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 俳優渡辺謙(60)の主演舞台「ピサロ」で、こけら落とし公演を予定していた東京・渋谷のPARCO劇場が12日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、13日からの公演延期を発表した。13~19日の公演は中止し、20日が初日となる。

 同劇場は、建て替えのため2016年8月から約3年半にわたり休館。今年1月にリニューアルオープンし、演劇公演は今作が第1弾だった。サーモグラフィーの設置など13日の初日に合わせて準備をしていたが、安倍晋三首相が10日に全国的なスポーツや文化イベントの自粛延長を要請したことを受け、苦渋の決断。劇場関係者も「華々しくこけら落としを行う予定だったので残念」と肩を落とした。

 「ピサロ」はスペインによるインカ帝国の征服を描く歴史劇。85年の旧PARCO劇場で上演され、山崎努(83)が主演を、渡辺が重要な役どころとなる若きインカ皇帝役を務めた。今回は当時の渡辺の役を宮沢氷魚(25)が演じる。公演は4月20日まで。

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2020年3月13日のニュース