桂文枝が無観客落語会 300作目の創作落語をユーチューブ配信へ

[ 2020年3月3日 19:49 ]

落語家の桂文枝
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 落語家の桂文枝(76)が4日に大阪・なんばグランド花月(NGK)での落語会でお披露目予定だった300作目の創作落語を、所属する吉本興業が同社ユーチューブ公式チャンネルで配信すると3日、発表した。コロナウイルスの感染拡大を防止するため、同社は2日から直営劇場などすべての公演を中止、または延期する措置を取ってきた。

 4日の落語会もすでに中止が決まっていたが、文枝と同スタッフが協議した結果、NGKでのステージの模様を無観客で収録し、配信することを決めた。「皆様! こん身の300作目を無観客で演じることになりました。初めての経験です。どうかご覧下さい。そして、笑って大いに免疫力を高めてください。よしもとチャンネルにいらっしゃ~い!!」とのコメントを同社を通じて発表した。

 文枝がライフワークと位置づけてきた創作落語。関大生だった1964年3月に第1作「アイスクリン屋」を作り81年3月、自身が中心となって開催する「創作落語の会」を設立した。84年には「ゴルフ夜明け前」で文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞を受賞。300作目のタイトルは「ハッピーエンジェル」として、ともに小学生の子を持つ男女が再婚するという噺(はなし)と明かしていた。

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2020年3月3日のニュース