沢尻エリカ被告初公判 19人分の一般傍聴席に希望者2229人 競争率117倍

[ 2020年1月31日 11:34 ]

沢尻エリカ被告の初公判を傍聴しようと、整理券を求めて一番乗りで日比谷公園に並んだ都内の男性
Photo By スポニチ

 MDMAとLSDを所持したとして麻薬取締法違反に問われた女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判は、きょう31日午後3時から東京地裁で開かれる。425号法廷で一般傍聴席は19。傍聴希望者は2229人に上り、競争倍率は117倍に達した。

 地裁側は傍聴整理券を普段の地裁前ではなく、近くの日比谷公園で午前9時30分から配布。祝田門付近で整理番号が入ったピンク色のリストバンドを傍聴希望者の右手に巻き付け、午前11時で締め切った。

 一番乗りは東京都港区の30代の男性会社員。月末に公判が重なり、未消化分の休日を「代休」として利用して午前7時ごろに訪れた。沢尻被告のファンだというが、「まさか1番だとは…」と驚きの表情。法廷では「ありのままのことを話して欲しい。そして1日も早く仕事に復帰して欲しい」と望んだ。

 薬物事件で罪に問われた有名人の傍聴希望者数としては、09年10月の女優酒井法子(48)の初公判=6615人、330倍=を下回ったものの、沢尻被告と同じ30代の男女を中心に幅広い世代が長い列をつくった。

 過去最多は、オウム真理教の松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=の初公判(96年4月)で1万2292人。倍率は256倍だった。歴代2位が酒井。薬物事件の罪に問われた有名人では、元プロ野球選手の清原和博氏(16年5月)が3769人で188倍、歌手ASKA(14年8月)が2646人の126倍で続く。

 沢尻被告は昨年11月16日の逮捕以降、姿を一切見せていない。12月6日の保釈時は、報道陣をかく乱するように複数のワンボックスカーが用意され、車内も黒いカーテンで隠すなど徹底していた。保釈中は医療機関で治療受けたとされる。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月31日のニュース