藤井聡太七段、王将戦二次予選決勝進出!「憧れのレジェンド」谷川九段と初対局へ

[ 2019年8月27日 05:30 ]

中村七段を破った藤井七段。決勝の相手はは谷川九段だ(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の藤井聡太七段(17)は26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選3組準決勝で中村太地七段(31)を下し、決勝進出を決めた。自身初の挑戦者決定リーグ(9月下旬開幕予定)入りを懸けて対戦するのは重鎮・谷川浩司九段(57)。9月1日、大阪市の関西将棋会館で夢カードが実現する。

 王座経験を持つ強豪を藤井は91手で退けた。振り駒で先手となり、得意の角換わりへ誘導。40手目で駒がぶつかる早い開戦に「こちらの王が常に危ない形になって形勢は分からなかった」と明かしながらも、その自王を銀3枚、金2枚でがっちりガードして中盤から着々と優位を築いていく。攻めては2枚の角と桂馬の3枚を有効に絡ませ、あっという間に寄せの形に。「(73手目の)4一角打ちで良くなったと思います」と落ち着いた声で勝因を示した。

 プロとなってから1次予選での敗退が続き、相性の悪さもささやかれた王将戦。満を持して臨んだ今期は鬼門を軽々と突破し、初登場となった2次予選も2連勝で決勝へとたどり着いた。「将棋界で最も過酷」といわれる挑戦者決定リーグ入りまで1勝と迫り、最後に乗り越えなければならないのが「憧れの棋士」と公言している棋界のレジェンドだ。

 有名な逸話がある。藤井が小2時代に参加した指導対局で谷川と対決。大敗寸前となり「引き分けにしよう」と優しい言葉をかけられたにもかかわらず、将棋盤を抱え込んで号泣した伝説の一戦だ。

 「谷川先生とは公式戦初の対局。今回対戦できることはうれしく思います」。その谷川は現時点で通算1324勝。藤井戦は歴代単独3位の1325勝目を懸けた戦いとなる。昨年2月に藤井が朝日杯を史上最年少で制した際、中堅棋士に対し「君たち、悔しくないのか」と異例の辛口コメントを残していたのも何かの因縁か。

 背筋をすっと伸ばした藤井は「次局はすぐにあるので、コンディションを整えて指せればと思います」と谷川戦に思いをはせた。令和の将棋史に残るはずの激突は次の日曜だ。 (我満 晴朗)

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