森山加代子さん 大腸がんで死去、78歳 「白い蝶のサンバ」が大ヒット

[ 2019年3月6日 19:47 ]

森山加代子さん
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 「白い蝶のサンバ」の大ヒットで知られる歌手の森山加代子(もりやま・かよこ、本名林紀代子=はやし・きよこ)さんが6日午後4時51分、大腸がんのため、都内の病院で亡くなった。78歳。北海道函館市出身。葬儀は親族のみの密葬で営まれる。喪主は夫の林正和(はやし・まさかず)さん。

 関係者によると、ステージ4だった。がんは他に転移しており、闘病生活を続けていた。最期は夫の林さんに看取られたという。

 1960年に洋楽カバー歌手として活動をスタート。「月影のナポリ」「メロンの気持ち」などのヒット曲を連発してNHK紅白歌合戦にも4回出場した。「かよちゃん」の愛称で親しまれ、多くの男性ファンの心をつかんだ。

 しかし、その後、人気にも陰りが見え、2年間はレコードを出すことがかなわなかったが、70年、当時まだ駆け出しだった阿久悠氏が作詞した「白い蝶のサンバ」に出会ったことでメジャーシーンに復帰。「♪あなたに抱かれて私は…」の早口言葉のような歌い方が特徴の楽曲で、48万枚のセールスを記録した。

 「奇跡のカムバック」などと言われ、「まぐれではないことを証明したい」と意気込んだが、その後はヒットに恵まれることはなかった。

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2019年3月6日のニュース