末成由美「道を築いてくださった」 初の女性座長・山田スミ子さん偲ぶ

[ 2019年3月6日 19:36 ]

山田スミ子さん
Photo By 共同

 直腸がんのため、2月12日に73歳で亡くなった元吉本新喜劇マドンナで女優の山田スミ子(やまだ・すみこ=本名・山田寿美子)さんについて、新喜劇座員の末成由美(72)は「スミ子姉さんにはいろいろ教わりました。知らせを聞き、残念です」と語った。

 末成は73年2月、山田さんより5年遅れて新喜劇に入団。「女は笑いを取らなくてもいい」とされていた時代だったが、マドンナながら笑いを追求する山田さんの姿を見て「私も頑張ろうといつも励まされておりました」と振り返った。

 現在は酒井藍(32)が女座長として奮闘中だが、女性で初めて吉本新喜劇の座長を務めたのは山田さん。「今、女性座員が活動できているのはスミ子姉さんが道を築いてくださったからこそだと思っています。新喜劇を去ってからも、陰ながら活躍は拝見しておりました。逝かれるのはあまりにも若すぎます」と故人を偲んだ。

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