桂米団治 還暦&40周年祝う会に400人 父・米朝を意識しなくなってから「似てきたねと」

[ 2018年12月20日 19:18 ]

「還暦と噺家生活40年を祝う会」に出演した桂米団治
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 落語家・桂米団治(60)が20日、大阪市内で「還暦と噺家生活40年を祝う会」に出席。今春、父である人間国宝・桂米朝(2015年に89歳で死去)が築いた「米朝事務所」の社長に就任したが「(50歳で)米朝を意識しなくなってから“似てきたね”と言われるようになった。それが嬉しい」と話した。

 この日、60回目の誕生日を迎えた米団治。関学大在学中の78年に父・米朝に入門して40年。還暦と、芸歴40年を記念して開催されたお祝い会には、桂文枝(75)、桂きん枝(67)、笑福亭松喬(57)、大村崑(87)ら400人の関係者が出席し、祝福された。

 会見ではこれまでの噺家人生を振り返り、20代は「(落語家を)やらん方がよかったかも」と悩み、30代では「独創的になってきた」と手応えも。40代では「不惑なのに迷ってた。マンネリ、体力的にきつかった」。そして08年、50歳で米団治を襲名してから「それまで突っ張ってきて、比較されるのがイヤだった。でも、血が繋がってるし、いい、悪いを含めてありがたいこと」。年を重ねて吹っ切れ、偉大な父にありがたみを感じるようになった。

 年明けの1月4日から還暦と40周年を記念して「桂米団治独演会」を全国30カ所で開催する。「米朝イズム満載の10席。40年やってきて、米朝が作ってきたモノを継いでいきます。これからは無理せず、楽しんで。また、米朝事務所の社長として、営業努力もしますよ」と締めくくった。

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2018年12月20日のニュース