藤井七段、将棋フェスで佐藤名人と対局 飛躍の1年に「成長できた」

[ 2018年12月10日 06:08 ]

将棋イベントで佐藤天彦名人(左)と公開対局する藤井聡太七段
Photo By 共同

 将棋の最年少プロで愛知県在住の藤井聡太七段(16)が9日、名古屋市内で開かれた「将棋プレミアムフェスin名古屋2018」に参加し、佐藤天彦名人(30)と公開対局を行った。藤井は120手で勝ち「中盤でうまく誘い込めたのが功を奏した。良い結果を残せて励みになった」と語った。

 会場には、女性ファンを中心に約800人が詰め掛けた。対局前のトークショーでは「活躍する多くの棋士と対戦でき、成長できた」と今年一年を振り返った。師匠の杉本昌隆七段(50)に「温かく見守っていただき、感謝しています」と話すと、杉本七段は「親子ほど年齢が離れているが、棋士として尊敬している」と応えた。女性ファンから好きな女性のタイプを質問されると、藤井は「現段階ではお答えできない」と照れ笑いを見せた。

 神戸市から来た主婦市成晴香さん(41)は「自然体の藤井君を間近で見ることができ、親しみが持てた」と笑顔で話した。

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2018年12月10日のニュース