上場企業KeyHolderがAKSから「SKE48」事業承継へ

[ 2018年11月13日 22:00 ]

 不動産業やテレビ番組制作事業のほか、新宿アルタのライブイベントスペースを運営する上場企業「KeyHolder」(東京都港区)は13日、芸能プロダクションの経営などの株式会社「AKS」からアイドルグループ「SKE48」事業の承継に向けた基本合意書を締結すると公式サイトで発表した。

 本契約締結は12月、事業継承・事業開始は来年1月を予定し「当社は、今年の12月中にAKSとの本契約を締結することを目指しており、今後の協議を経たうえで、同社とともにアイドルグループ『SKE48』の運営・管理に係る事業を開始することを想定しております」とした。

 金融会社「Jトラスト」グループのKeyHolderは今年6月、新宿アルタ上層階にライブイベントスペース「KeyStudio」を開設し、運営。7月には新設立した株式会社「KeyProduction」でテレビ番組制作事業を開始。さらに映像や音楽ソフト、アーティストの育成のほか、ライブエンターテインメント施設の企画・開設などのエンターテインメントコンテンツの企画・開発・制作事業を行う運営会社として株式会社「FA Project」を設立した。

 総合エンターテインメント事業における新たな収益の柱の確立に向けて活動を進める中、AKSとの接点を持ち、同社との事業リレーションの可能性と今後の相互の発展を検討してきた。

 「AKSとの検討を進める中、同社が運営・管理するグループのうち、所属メンバー個々の人気やグループとしての印象と知名度、そして、これまでの活動実績及び収益性など様々な観点から、当社グループにおける総合エンターテインメント事業の収益の拡大に寄与するものとして期待できるとの考えから、SKE48事業を承継することに関する基本合意書を締結することならびに、同事業の承継による新規事業開始の具体的検討を行っていくことにつき決議いたしました」と事業承継の理由を説明。

 「同事業の当社グループへの承継におけるSKE48事業の商標権等の知的財産権及び運営・管理に係る人員等の具体的な内容や規模及び時期、ならびにスキーム等につきましては、引き続き両社協議のうえで決定する予定でおりますが、今後は当社がAKSとともにSKE48事業及び同ブランドを継続して運営・管理する形を想定しております」とした。

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2018年11月13日のニュース