ジュリー謝罪「自分の至らなさ」大宮での代替公演発表

[ 2018年10月22日 05:30 ]

コンサートを終え車に乗って会場を後にする沢田研二(撮影・奥 調)
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 17日のさいたまスーパーアリーナ公演を空席が目立つとしてドタキャンした沢田研二(70)が21日、騒動後初めてのコンサートを大阪狭山市文化会館で行った。「全ては僕の責任」と謝罪トークは7分間に及び、代替公演の開催も発表。さいたまスーパーアリーナを満員で埋めることを新たに目標に掲げ、80歳まで現役を続けることを誓った。

 公演中にトークをしないことで知られる沢田が、一言一言かみ締めるように語りだした。

 「聞きたくない人もいるかもしれませんが、しゃべらせてください。本当に謝罪すべきは埼玉に足を運んでくださった方々なのですが…。全て僕の責任です。自分の至らなさです」

 冒頭で「カサブランカ・ダンディ」など2曲を歌うと「ご心配をお掛けした中、お越しいただきありがとうございます」と深々とおじぎ。客席からは「いいよ」などと擁護する声が飛んだ。

 「私は厄介な人間です。あの日、神経が違和感を覚え心が揺れました。悩みました。私はブレない人間なんかじゃありません。いつもブレています」

 主催側から事前に9000人の集客と聞いていたが当日、集客状況が7000人だったために中止を独断。その真意について「立ち止まって音楽人生の一つのポイントにしようと思った。白い旗ではなく情熱の赤い旗を揚げようと。この年でも、また一から頑張ろうという気持ちになった」と、自身を奮い立たせるためだったと明かした。

 言葉が途切れるたびに大きな拍手が湧き、涙ぐむファンもいた。謝罪や経緯説明を7分ほど続けた沢田は「あのさいたまスーパーアリーナを満杯にするという新しい目標ができました。こっから10年頑張ります。これをバネにまた一から頑張ります」と語り、約10分間のトークを終えた。

 会場には1200人が詰めかけ「満員御礼」の貼り紙も。中止した17日の公演とは違い、当日券も販売されなかった。

 沢田は来年1月5日、2月7日に埼玉・大宮ソニックシティで代替公演を開催することを発表。最後は客席に投げキスをして締めくくった。

 ≪沢田の発言要旨≫ お騒がせしている中、ご心配をお掛けした中、お越しいただきありがとうございます。私はこの通り、ピンピンしております。元気です。少しだけ話させていただきます。僕がしたことによって、当日、さいたまスーパーアリーナにお越しいただいたお客さま全てに、不快な思いをさせたことは事実です。全て沢田研二の責任です。なぜなら僕が決めたからです。なぜ、この方法を選んだかというと、僕は立ち止まって自分の音楽人生の一つのポイントにしようと思ったんです。甘えてしまいましたが、もう一度、あのさいたまスーパーアリーナを満杯にするという新しい目標ができました。見果てぬ夢になるかもしれません。ただ、その日を目指して努力することは、いけないこととは思いません。この話を聞いていただいてうれしいです。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

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2018年10月22日のニュース