ヒロミ絶賛のお笑いコンビ「メンバー」、沢田研二ネタでざわつかせた…

[ 2018年10月22日 22:02 ]

漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2018」の3回戦に登場した「メンバー」の山口提樹(左)と潮圭太
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 音楽と笑いの融合ネタNo.1を競う「歌ネタ王決定戦」の優勝コンビ「メンバー」が22日、大阪市内で行われた漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2018」の3回戦に登場。タイムリーな沢田研二ネタで盛り上げた。

 外国人のふりをした日本人が道を尋ねる内容で、ボケ役の山口提樹(31)が「さいたまスーパーアリーナはどこ?」と質問。23日に兵庫・尼崎公演を控えるツアー中の沢田が17日にドタキャンした会場名を盛り込んで、客席を一瞬ざわっとさせた。

 ただ、実際は11日に行われた2回戦でも同じネタを使っており、本人らはまったく意図せぬ出来事だったよう。記者に指摘され、初めて気が付いたようで、相方の潮圭太(31)は「たまたまですがやっちゃいました」と苦笑い。それでも過去9回参加して、初めて進出した3回戦突破に意欲をみせた。

 9月19日に行われた歌ネタ王の決勝では、審査員のヒロミ(53)に「東京に連れて帰りたい」と言わしめるほどのネタの衝撃度で圧勝。それから1カ月。広島よしもとに所属する無名の存在が、スターダムに…と思いきや、山口いわく「実は、そうでもないんです…」。

 決勝が放送された関西ではその後、仕事がたくさん舞い込み、それまで月収2万8000円しかなかった芸能活動の量は「10倍になった」。道を歩いていても指を指されることも増えたというが、それも残念ながら大阪限定。広島地区では番組が後日深夜に放送されたものの、活動拠点での知名度上昇は残念ながらまったくといっていいほどないそうだ。

 それでも、歌ネタ王に輝いた、BGMに合わせて山口が♪俺の顔を見ろ〜、と歌うネタのインパクトは、ネット上で今も散見される動画で見ても鮮烈。ただ、M―1でのBGMなしバージョン披露については“完全封印”を宣言。100あるコントネタに対し、今はまだ3つしかないという苦手な漫才ネタで勝負する覚悟で、準々決勝進出時用に「新ネタを考えないと」(潮)と焦り気味。それでも決勝まで行けば、今度こそ確実に日本中に知れ渡ること必至なだけに、潮は「そうなればいいですね」と全国区の顔になれる日を“超控えめ”に夢見ていた。

 関西地区で24日まで行われる3回戦を通過した準々決勝進出者は25日に発表される。

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2018年10月22日のニュース