「協会側が批判されすぎ」に反論 池谷幸雄「物が言えない体操界の現状があった」

[ 2018年9月2日 10:36 ]

体操のソウル、バルセロナ五輪メダリストでタレントの池谷幸雄
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 体操のソウル、バルセロナ五輪メダリストでタレントの池谷幸雄(47)が2日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・56)の生放送に出演。「協会側が批判されすぎている」と主張する元衆議院議員でタレントの杉村太蔵(38)と激論を交わした。

 杉村は一連の体操界の騒動に「コーチの暴力行為に対する告発が発端。被害者(宮川紗江)側が『それでもいい』って言って、話がこじれてしまった。『暴力はダメ』という協会側の主張は間違っていない。協会側が批判されすぎている。なんでこうなっているんですか」と池谷に対して疑問を投げかけた。

 これに池谷は「暴力が許されないという部分は正しいんですけど、(コーチへの処分なども)十分に検討されずにポンっと決まってしまった」と問題点を指摘。「昔からずっと、僕らが批判的なことを言っても、上の権力で抑えられてしまっていた」と続け、「現役の選手が、周りが思っていたことを言ってくれたのはすごく大きなこと」と説明。「これまでずっと、物が言えない体操界の現状、(塚原夫妻を)腫れ物のように扱う状態があった」と蓄積されていた現体制に対する不満が爆発したことを明かした。

 食い入るように話を聞いていた杉村は「不満があったのは今回の件で分かりましたけど、どうして協会側ばかり批判されているのか…」と最後まで納得がいかない様子だった。

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2018年9月2日のニュース