「半分、青い。」弥一好演の谷原章介 和子との別れは「涙との闘い」司会業で培った“気遣い能力”
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俳優の谷原章介(46)がNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)にレギュラー出演。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)と同じ日に生まれたソウルメイトのような存在・律(佐藤健)の父で、写真館を営む萩尾弥一役を好演している。初挑戦となった朝ドラの反響の大きさに驚き。女優の原田知世(50)演じる最愛の妻・和子との別れは「涙との闘い。必死に堪えました」と振り返った。司会業で磨きがかかった“気遣い能力”で現場を支えた。(木俣 冬)
「朝ドラは初めてで、国民に愛されるドラマに出るということはこういうことかと実感しました。街を歩いていると『弥一さん!』と声を掛けられ『和子さん、どうなっちゃうの?』などと実在する人のように聞かれる。大河ドラマには何作か出させていただいていますが、そういうことは朝ドラならではだと思います」
昨年12月に始まった長丁場の撮影を8月中旬に終えた谷原は、噛み締めるように言った。
「子どもが生まれて育ち、やがて巣立っていき、結婚し、そして孫が生まれるという1人の人間の40年以上もの長い人生を演じながら、まるで僕のこれからの人生の予行演習をさせてもらったような気さえして。『半分、青い。』はとても思い出深い作品になりました」
最も印象に残っているのは第110話(8月7日)、妻・和子役の原田と森山良子(70)の名曲「この広い野原いっぱい」を一緒に歌うシーン。
「原田知世さんと2人、練習日を1日設けてもらって臨みました。和子さんがピアノで弾き語る歌に合わせて弥一も歌い、これまで2人で重ねてきた時間と思い出が走馬灯のように巡っていく素敵なシーンでしたね。死が迫っている和子さんを見ていると、演じていて泣きそうになっちゃって。でも、泣いちゃうと台無しだから必死に堪えました。和子さんが旅立つまで撮影はひたすら涙との闘いでした」
原田とは、北川悦吏子氏(56)脚本のCBC(中部日本放送)制作「三つの月」(2015年)で行きずりの恋をする役(役名が秋風!)を演じ、今回は夫婦というさらに濃密な役割での再共演だった。「もともと僕は小学校の頃からすごく原田知世さんのファンだったので、うれしかったですね」と照れ笑い。
そんな想いも手伝ってか、谷原演じる弥一は穏やかに微笑みながら和子を見つめ続ける。心のうちを出すのは、あまりの悲しみにネガを見るルーペを思わず床に投げつける場面(第122話、8月21日)のみ。しかし、それでいいのだと谷原は言う。
「弥一を演じる上で最も大事にしたことは、和子さんのそばにいかに寄り添えるかでした。萩尾家の中心は和子さんで、律の人生の節目節目に濃密に関わってきたのも彼女。弥一はその様子を常に一歩下がったところから『大丈夫かな?』と気をもみながら見つめ続ける役割だと考えていました」
今作は鈴愛の楡野家も律の萩尾家も“女性ファースト”。女たちは強く能動的で自由だ。谷原は見事に妻をエスコートし続け、その気遣いはカメラの前だけでなく、カメラの外でも発揮された。
「朝一番に会った瞬間に、相手の体調や気分はどうだろうと、常に相手からのサインみたいなものを見逃さないで拾おうと心掛けています」
この“気遣い能力”によって、芝居中も相手がやりづらそうにしていると、言葉がなくてもすぐに見抜き、話し掛け、解決策を話し合う。おそらく、これは谷原が俳優活動と並行してTBS「王様のブランチ」、ABC(朝日放送)「パネルクイズ アタック25」、NHK「うたコン」などの司会を務めることで一層、磨かれた能力ではないだろうか。
「司会にもいろいろなスタイルがあって、僕はどちらかというと黒子に徹します。その場にいる皆さんのバランスを考えながら、皆さんが楽しく過ごしていただけるように、その場をつつがなく盛り上げて進行して番組を終えることを一番大事と思っているんです」
芝居で鍛えた滑舌の良さ、巧みな話術、持ち前の声などを活かして司会でも活躍しているが、ベースはあくまで俳優だと言う。
「司会も大事な幹ですが、僕のベースは役者にあると思っています。結婚前は自分の時間を100%仕事に向けることができましたが、今は子どもも6人いるので、自分のためだけに時間を100%使うことはできません。でも、子どもたちが巣立って、また自分のために使える時間が増えた時、きちんと子どもと向き合ってきた夫や父としての経験が芝居に生きてくると思うんですよね。そのためにも、今は司会をはじめ、いろいろなことをやらせていただきながら、演技に打ち込める時間も見つけて、人生を楽しんでいます」
言われてみれば、「半分、青い。」の弥一も、心情はそれほど描かれていないながら、妻を愛する気持ちはもちろん、短い時間や少ない言葉の中に息子・律に対しても父としての包容力のようなものがにじんでいた気がする。
「そもそも男同士って、そうじゃないですか。それほどベッタリしない。まだ萩尾家は写真館という自営業だから子どもと接している方でしたが、普通のサラリーマンの父親なら、母親が家で子どもの面倒を見ている中、外で仕事して飲んで帰ってきて、その日の出来事を聞いたり相談事をされたりする。子どもとの関わり方の濃度は、男と女では全然違うものだと今回、萩尾家を見て改めて感じました」
◆木俣 冬(きまた・ふゆ)レビューサイト「エキレビ!」にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)評を執筆。2015年前期の「まれ」からは毎日レビューを連載している。著書「みんなの朝ドラ」(講談社現代新書)は画期的な朝ドラ本と好評。
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