「androp」大ブレークの予感 「グッド・ドクター」主題歌が配信チャート1位

[ 2018年8月18日 05:30 ]

フジテレビドラマ「グッド・ドクター」主題歌「Hikari」を担当するandrop(左から)伊藤彬彦、佐藤拓也、内澤崇仁、前田恭介
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 フジテレビのドラマ「グッド・ドクター」(木曜後10・00)の主題歌「Hikari」が配信チャートをにぎわせている。

 男性4人組「androp」の楽曲。2日に配信を開始してから、「LINE MUSIC」ではリアルタイムチャート1位を記録。「iTunes」の週間順位では2週連続8位とトップ10をキープしている。今年2月、ドラマ主題歌を先行配信し大ヒットさせた歌手米津玄師(27)の出現を境に、ネット発のヒットメーカーが音楽界に定着しつつある。andropは“第2のブレーク候補”となりそうだ。

 ドラマは山崎賢人(23)演じる自閉症の小児外科医が主人公の感動作。7月12日の初回放送で平均視聴率11・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録して以降、今月16日放送の第6回まで2桁をキープ。放送後、ネット上では「本当に毎回泣かないで見られない。そして主題歌が追い打ちをかける」などの書き込みが相次いでいる。レコード会社関係者は「ドラマ放送直後にダウンロードが激増する現象が生まれている」と話している。

 配信で火が付いたのは、同曲の完成が遅れた“副産物”という面もある。書き下ろしで6月10日には完成させる予定だったがドラマスタッフを含め推敲(すいこう)を重ねるうち、初回放送までに全編が完成しないという、主題歌としては異例の事態になった。CD発売が今月29日にずれ込んだことで、視聴者が先行配信に殺到したかたちとなった。

 ボーカル・ギターの内澤崇仁(年齢非公表)は「ドラマの撮影にお邪魔した時も凄い熱量で、ものづくりはこうあるべきだと刺激を受けた。僕らもドラマの感動を2倍以上にしたい思いで作った」と自信。デビュー10年目で大ブレークの足掛かりをつかみ「苦労が報われた。でももっといけると思ってる」と意気込んでいる。

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2018年8月18日のニュース