歌丸さん告別式 主な参列者 落語関係者、泉ピン子ら約2500人

[ 2018年7月12日 05:35 ]

参列した(左から)三遊亭小遊三、桂米丸、柳亭市馬、林家こん平、林家木久扇、中村吉右衛門
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 慢性閉塞性肺疾患のため2日に死去した落語家桂歌丸さん(本名椎名巌=しいな・いわお、享年81)の告別式が11日、横浜市の妙蓮寺で営まれ、落語関係者1000人、ファン1500人の計約2500人が参列した。

 <主な参列者>中村吉右衛門、桂米丸、柳亭市馬、林家木久扇、三遊亭金馬、金原亭馬生、三遊亭円楽、笑福亭鶴瓶、桂米助、泉ピン子、桂文珍、林家こん平、山田隆夫、林家たい平、林家三平、尾上松也、大木凡人、柳家権太楼、古今亭志ん輔、古今亭菊丸、三遊亭歌之介、マギー司郎、マギー審司、林家ペー、ライムスター宇多丸(順不同)

 ▼三遊亭円楽 僕の心の中には3人の親父(実の父、先代三遊亭円楽さん、歌丸さん)がいます。最後、安らかな顔をされていた。話を覚えたり、つくっていくつらさから解放された顔でした。でもまだ実感が湧かない。これからどんどん寂しくなるんだろうなあ。

 ▼三遊亭小遊三 だんだんと寂しくなります。しんみりしないというのが噺家(はなしか)の持ち味だけれど、なかなかそうもいきませんね。「一生懸命考えなさい」とお題を頂いているので頑張ります。

 ▼林家たい平 落語の楽しさを伝える役目をバトンタッチしなければ…。天国で見ていてくださるでしょうから恥ずかしくないよう、落語で、「笑点」で、日本中に笑顔を届けます。

 ▼桂文珍 お客さまあっての芸だということを教わった。芸に真正面から向かわれる姿が格好良く、尊敬するところです。酸素チューブを付けながら一生懸命語られるのは、素晴らしい生きざまでした。

 ▼桂米助 これから寂しくなるでしょう。思い出すと泣いてしまうので、まだ生きていると思わないと駄目です。ここまで育ててくれてありがとうございました。これしかないです。

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