初の試み 福山雅治 NHK夏の高校野球テーマ曲書き下ろす

[ 2018年6月7日 16:51 ]

第100回を迎える今夏の全国高校野球選手権大会においてNHK初の高校野球テーマソングを書き下ろすことになった福山雅治
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 歌手の福山雅治(49)が、第100回を迎える今夏の全国高校野球選手権大会(8月5日から兵庫県西宮市・阪神甲子園球場)においてNHKのテーマソングを書き下ろすことになったと7日、同局大阪放送局が定例局長会見で発表した。

 NHKが高校野球において、テーマソングを設定するのは今回が初めて。現在は来月上旬の完成を目処に、福山に楽曲制作を依頼している段階という。

 節目の大会を迎え、中継局として何かできないかということがテーマソング発案のきっかけだった。福山を選んだ理由について、角英夫局長は「福山さんが持つ世界観とNHKの高校野球中継が大切にしてきた事の重なる部分がとても大きいこと」などと説明した。

 同局は高校野球を単に1つのスポーツととらえず、日本人の原点を感じられるものとして長年にわたって中継してきた。それ故、「ふるさとや家族族を大切にする日本人の気持ちを表現」してきた福山だからこそ「多くの方に共感いただける楽曲を制作していただけると考えている」と同局は説明している。

 福山本人は「野球のイメージとはおよそかけ離れている僕が音楽で参加させていただけるとは夢にも思っていませんでした。大変驚きました。と同時に大変光栄」と同局を通じてコメント。「いつまでも忘れられない、大人になってもずっと心の中で抱き続けている“青春の輝き”を感じさせてくれる甲子園を、僕なりの音楽で表現できるよう頑張ります」と意気込んでいる。

 NHKは、曲が完成予定の来月上旬を目処に披露する計画。大会期間中は、試合中継のハイライトや学校紹介の時間などに流すという。また、大竹岳史報道部スポーツ専任部長は「長く、歌い継いでもらえれば」と大会終了後、来年以降も継続して使用する可能性も示唆した。

 後日、福山にインタビューした番組も放送したいとしている。

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2018年6月7日のニュース