郷ひろみ 永遠のヤングマン宣言、秀樹さんの分も ツアー開幕

[ 2018年5月28日 05:30 ]

ツアー初日のステージで熱唱する郷ひろみ(撮影・久冨木 修)
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 歌手の郷ひろみ(62)が“永遠のヤングマン”として歌い続けることを誓った。全国ツアーが27日、神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場で開幕。「最高の60代をつくりあげるためにやるべきことをやる。こういう生き方もあるんだと提示したい。年齢を感じさせないステージを見せる」と力強く語った。

 若々しさあふれるステージだった。特に中盤で披露した新曲「恋はシュミシュミ」で、その若さが際立った。80年代のディスコ風ナンバーで、サビの♪シュミシュミ〜に合わせて左右の手のひらを胸の前で上下させる「恋シュミダンス」が特徴。女性ダンサーと軽やかにステップを踏んだ。

 「60歳からが僕のピーク」と言い続けてきた。日々の鍛錬でスリムな体をキープ。目指すのは70、80歳になっても歌って踊れる男。開演前の取材では「年齢のことはあまり考えていないですよ」と笑顔で語った。

 「新御三家」として時代を共にした歌手西城秀樹さん(享年63)が16日に他界。前日26日は、東京・青山葬儀所で営まれた葬儀に参列し弔辞を読んだ。ツアーのリハーサルのため出棺を見届けることはできなかった。取材では葬儀のことを振り返り、移動のための車中から献花に並ぶ多くのファンに「秀樹に代わって“ありがとう”と頭を下げました」と明かした。ファンの大切さをあらためて実感し「一曲一曲をより大事に歌っていこう。彼(西城さん)から教わったことを心に留めながらこれからも歩んでいきたい」と気持ちを強くした。

 その言葉どおりのステージ。「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」といったバラードから、アップテンポな「2億4千万の瞳」など、20曲を全力で披露。総立ちの1900人を魅了した。

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