NHK総局長 退局した有働アナの今後に期待「既成の言葉では表せない存在になって」

[ 2018年4月18日 16:08 ]

3月末でNHKを退局した有働由美子アナウンサー
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 NHKの木田幸紀放送総局長が18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、3月31日付で退局した有働由美子アナウンサー(49)についてエールを送った。

 木田放送総局長は「NHKのアナウンサーとして、ここまで働いてきてくれた成果、番組だけではなく、先輩や後輩との付き合い方も含めて、すべてを含めて本当にありがとうございましたと感謝を申し上げたい。それと同時に、本当にご苦労様でしたという気持ちを伝えたい」と感謝とねぎらいの言葉。

 有働アナについて「素顔を活かした独特の世界を作れる、いろいろな番組でそういった持ち味を出してこられた。生放送でのインタビューの切り返しが絶妙でした」と称賛し、「アナウンス室の若手の憧れであり、目標でもあったと思う。番組制作者から見ると本当に頼りになる存在だった。有働さんにやってもらえると非常に安心で、甘えすぎたかもしれない。一緒に戦ってきた戦友という思いが番組制作者にはあると思う」。

 さらに、「ご自分で新たなステージへ行きたいということでしたので、ぜひとも今後の活躍に期待したい」とし、「アナウンサーとかキャスターとか、ジャーナリストとか普通にある既成の言葉ではなく、何とも言いようがない“有働さんですよね!”という存在になっていただいて、またお会いできるとステキだなと思う。頑張っていただきたい」とエールを送った。

 今後の有働アナの出演番組については、テレビでは4月30日放送のBS1「松井秀喜メジャー挑戦を語る」(後8・00)、5月12日放送のBSプレミアム「100年インタビュー松井秀喜」(後9・00)、6月9日放送のBSプレミアム「世界プリンス・プリンセス物語」(後9・00)が決まっている。「世界プリンス・プリンセス物語」については、有働アナがジャーナリスト初仕事として欧州で取材に取り組んだドキュメンタリー番組で、ジャーナリストの池上彰氏(67)との共演となる。

 今後の同局番組への出演に関しては、木田放送総局長は「中身やどんな演出にするかに決めていくので、有働さんについても1人の出演者として必要だなとか、できましたらご相談、普通に出演交渉すると思います」とした。

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2018年4月18日のニュース