GENERATIONS、世界へステップ!中国ツアー最終公演大盛況

[ 2018年3月19日 04:00 ]

上海で熱いステージを見せるGENERATIONSの(左から)数原龍友、白濱亜嵐、中務裕太、佐野玲於、片寄涼太、小森隼
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 EXILE一族の7人組「GENERATIONS」が18日、初の中国ツアーを上海・美キ大戯院での公演で締めくくった。現地では、ボーカルの片寄涼太(23)が出演するドラマが話題を集め人気急上昇中とあって、9公演はいずれも超満員。本格的な中国進出を果たし、片寄は「どこにでも受け入れてもらえるグループになる」と照準を改めて世界に定めた。

 甘いマスクを持つイケメンボーカルの一挙手一投足に黄色い歓声が注がれた。「皆さんにいい思い出を届けたい!」。片寄が中国語で呼びかけると、感激して泣きだすファンもいた。

 会場の興奮がピークに達したのはアンコール1曲目。片寄が昨年出演した日本テレビのドラマ「兄に愛されすぎて困ってます」の主題歌「空」。甘く切ないラブバラードを、相方のボーカル数原龍友(25)とともに歌い上げると、客席からは「オニイ(お兄)!」という歓声が乱れ飛んだ。

 同ドラマは中国の動画サイトに投稿され、現在も若い女性を中心に絶大な人気を誇る。片寄は妹を溺愛する兄を好演。日本では「王子」と呼ばれているが、中国では劇中そのまま「お兄」と呼ばれ親しまれている。

 先月28日に現地入りし、人気を肌で実感してきた。深セン、北京、そして上海と回り「どこに行っても声をかけてもらった。初めての経験でした」と片寄。パフォーマーの中務裕太(25)は「日本じゃない国で認知されるのはすごいこと。このチャンスを涼太君を筆頭に全員でつかんでいきたい」と、個の人気でグループを飛躍させる意気込みだ。

 ツアー9公演はいずれも超満員で、計1万5000人の動員に成功。中国語でEXILEが「放浪兄弟」と呼ばれていることから、GENERATIONSには「放浪新世代」の愛称が付いている。人口約13億人の中国で確実な一歩をしるした7人は、中国だけではなく世界にターゲットを合わせる。片寄は「日本以上の歓声をもらって自信がついた。世界の広さを感じることができた」。上海に広がる世界屈指の夜景と同様、視界はどこまでも広がっている。

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