ライブを持ち帰り&永久保存!ドリカム導入で大人気 発案は野口五郎

[ 2018年1月13日 09:00 ]

今回の全国ツアーで初めて導入した「テイクアウトライブ」が話題になっているDREAMS COME TRUE
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 DREAMS COME TRUEが全国ツアーの各会場で販売している「テイクアウトライブカード」が話題を呼んでいる。文字通り「コンサートの持ち帰り」をコンセプトにした動画配信サービスだ。カードのQRコードをスマートフォンかタブレット端末で読み取ると、ボーカルの吉田美和(52)を中心とした360度のステージ映像や、開演直前の様子などを見ることができる。

 ドリカムがこのサービスを導入するのは今回のツアーが初めて。カードは1枚1500円(税込み)で、昨年10月の開幕から現在まで18公演で1万枚以上を売り上げている。

 このサービスを発案したのは歌手の野口五郎(61)。約10年前、路上ライブでCDを手売りする若者たちを見て「CDを作ったり手売りする時間を省いて、音楽に集中できる環境をつくってあげたい」と思ったことがきっかけ。ライブの感動を持ち帰る「テイクアウトライブ」を考え、11年に特許取得した。

 13年にサービスを開始。運営するティーオーエアによると、映像はダウンロードするため、何度でも見ることができる。QRコードを1回読み取ると、複数の映像コンテンツが配信される。映像の長さはアーティストによって異なり「数十秒のコメントから、楽曲を含めると数十分になる場合もある」(関係者)という。これまで男性ユニット「BOYS AND MEN」や女性アイドル「でんぱ組.inc」らが同様に、ライブ会場などで販売してきた。

 ドリカムの中村正人(59)は「各会場ごとに異なる、ここでしか見ることのできないレアな映像を提供しています」といい、映像制作に力を入れている。ツアーは3月まで続き「ライブ会場の臨場感を、好きな場所で好きな時間に追体験していただけることをうれしく思います」と話した。国民的人気グループの“参戦”で、ライブお持ち帰りが一気に流行しそうだ。

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