松居一代、離婚合意のワケ…莫大な財産守るため船越側に妥協か

[ 2017年12月14日 09:00 ]

東京家裁を後にする松居一代
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 女優松居一代(60)と俳優船越英一郎(57)の泥沼離婚騒動が13日、決着した。この日、東京家庭裁判所で行われた第2回調停に松居、船越とも出席し、離婚に合意したことが分かった。近く離婚届を提出する。

 騒動の最中「最高裁まで戦う」と言っていた松居が一転して調停で収束させた背景には、自身の類いまれな才覚で築き上げた莫大(ばくだい)な財産がある。

 離婚時の財産分与は、結婚期間中に夫婦が築いた共有財産が対象となる。どちらが稼いだかは関係なく、折半されるケースが多い。松居の場合、船越と結婚した01年以降にお掃除道具「マツイ棒」やプロデュースした圧力鍋、投資などで得た収入は10億〜20億円とも言われる。自分の力で稼いだものだという自負があるだけに、船越を一方的に攻撃した動画でも「私の財産を奪い取ろうとしている」などと訴えていた。

 そんな松居が早期決着に応じたのは、その類いまれなエネルギーの源泉だったはずの蓄財と突破力が、離婚交渉の中での守備的側面では“弱点”になったためだ。

 船越側は早期決着なら財産分与は求めないが、裁判に発展した場合は一般的な離婚訴訟と同様の求めをせざるを得なくなると通達。松居は同時期に船越の所属事務所に名誉毀損(きそん)などで提訴されたことも重なって、代理人弁護士を立てざるを得なくなり、その突破力は完全に鳴りを潜めた。

 実際、同時期の11月1日。同日に予定されていた第2回調停を「代理人弁護士を探すため」として延期。以降、水面下の話し合いが一気に進んでいった。

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