坂田利夫 中井貴一からキャラべた褒めされ「心から、あ〜りが〜とさ〜ん!」

[ 2017年12月12日 19:44 ]

大阪市内で舞台あいさつした(右から)中井貴一、坂田利夫、佐々木蔵之介
Photo By スポニチ

 お笑いタレントの坂田利夫(76)が12日、大阪市内で開かれた出演映画「嘘八百」(監督武正晴、来年1月5日公開)の先行上映会で舞台あいさつした。

 ダブル主演を務めた中井貴一(56)、佐々木蔵之介(49)を呼び込むと、なぜか坂田が佐々木と共に登場。千利休の茶器の“贋作(がんさく)”がテーマの同作にちなみ、ニセ中井になりきった。客席からもれる笑い声に「何がおかしいねん」とつっこみ、「中井貴一でございます」と自己紹介し、笑わせた。

 本物の中井が満を持して現れると、「わしどこいったらええの?」と右往左往。ダブル主演に挟まれ中央に立ち、照れた。中井から「坂田師匠と共演できたことが私の芸歴36年、最高に幸せでした」と言われ、「今晩絶対寝られへんわ。心から、あ〜りが〜とさ〜ん!」とおなじみのギャグで感謝を示した。

 大阪・堺市を舞台にした同作で、贋作製作チームの一員を熱演した。中井は、坂田のせりふ覚えについて「得意だと思いますよ。人のせりふを言ってましたから」とニヤリ。佐々木も「ずっと(共演の)木下ほうかさんのせりふを言ってましたから」と続き、笑いを誘った。

 さらに中井は「存在がおかしい。師匠がいると現場が和む。老いるというのはまんざら捨てたもんでもないっていう事を勉強した。チャーミングに歳を取られている」と坂田のキャラをべた褒め。

 現場で、坂田がせりふを言う順番が回ってきたら助監督が太腿をたたいて知らせることになっていた中、トントンとされた坂田が「僕やね」と確認してせりふを言い始めたという珍エピソードも披露。客席を爆笑させた後、中井は「映画はコメディーではないですよ。現場がコメディーだっただけです」と訴えていた。

続きを表示

2017年12月12日のニュース