永瀬正敏&ビノシュ&河瀬監督“奇跡の融合”カンヌ夕食会きっかけ

[ 2017年9月8日 07:00 ]

河瀬直美監督(中央)の新作「Vision」の撮影を奈良で行っている永瀬正敏とジュリエット・ビノシュ
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 仏女優ジュリエット・ビノシュ(53)が、河瀬直美監督(48)の新作映画「Vision」(来年公開)で俳優の永瀬正敏(51)とダブル主演する。

 河瀬監督と永瀬がコンペ部門出品作「光」で参加した5月のカンヌ国際映画祭の公式ディナーで、席が近かった仏プロデューサーのマリアン・スロット氏からビノシュを紹介され意気投合。ビノシュは以前から河瀬監督の作品を見て注目していたといい、次回作の出演に意欲を見せ、翌月には製作が決まった。

 世界中を旅するフランス人エッセイストのジャンヌと、奈良・吉野の山守の智(とも)が出会い、言葉や文化の壁を越えて心を通わせていく物語。今月3日にクランクインし、全編奈良で撮影する。

 ビノシュは世界三大映画祭全てで女優賞を受賞した世界的女優だ。永瀬と河瀬監督のタッグは、15年にカンヌで「ある視点」部門に選ばれた「あん」、「光」に続き3作目。永瀬は「カンヌで偶然にも出会った3人が同じゴールを目指し未来へ向かっている。しっかりその未来を見つめたい」と意欲を語った。

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2017年9月8日のニュース