「三度目の殺人」ベネチア公式上映で観客6分総立ち 福山雅治涙なしも感激

[ 2017年9月6日 10:45 ]

「三度目の殺人」でベネチア国際映画祭のレッドカーペットに登場した(左から)是枝裕和監督、広瀬すず、福山雅治、役所広司、音楽担当のルドヴィコ・エイナウディ氏(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ
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 イタリアで開催中の「第74回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に出品された是枝裕和監督(55)の最新作「三度目の殺人」(9日公開)が5日(日本時間6日)に約1030席満員の会場で公式上映され、上映終了後には6分間にも及ぶスタンディングオベーションが続き、主演の福山雅治(48)や役所広司(61)広瀬すず(19)らが手を振って応えた。最高賞「金獅子賞」を争い、授賞式は9日(同10日)に行われる。

 福山が初の弁護士役に挑んだ法廷心理サスペンス。カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた「そして父になる」(2013年)以来、是枝監督と福山が2度目のタッグを組んだ。是枝組に初参加の役所広司(61)は得体の知れない不気味な容疑者を怪演している。

 是枝監督は「金のオゼッラ賞」に輝いた1995年のデビュー作「幻の光」以来、ベネチア国際映画祭22年ぶりのコンペティション部門出品。2度目の受賞が期待される。

 公式上映が終わると、是枝監督は「まずは一緒に映画を作ったスタッフ、キャストとこの場に来られて、上映を一緒に経験できたことをすごくうれしく思っています。すごくチャレンジをしている映画なので、ホームドラマを撮っている時以上に、どういう風に届けられるのか非常に気になって見ていましたし、自分自身緊張していました。今、緊張が解き放たれて脱力しているところです。いい上映だったと思います」と感想。授賞式については「楽しみ?そうですね、それはもちろん。それ(賞)については答えないようにする癖がついてるので、答えないですけど」と笑いながら「もちろん、評価につながった方が作品にとってはうれしいことだし、スタッフもキャストも喜んでくれることだと思うので」と語った。

 福山は「今日上映が終わった瞬間、思っていたよりも早い段階から拍手が巻き起こって、すごく良い届き方をしたなと思いました。その時、監督がちょうど隣だったんですが、監督が僕の膝に手を置いてくださったんです。ホッとされたのかなと思って、僕もその瞬間ホッとしまして、うれしかったですね」と安堵し「まだ日本公開はしてないんですけど、日本公開に向けたすごく良いスタートを切れたのではないかと思っております」と感激した。

 4年前はカンヌで涙を流した福山だが「何で泣かないんだ?ということが言いたいんですか?」と笑いながら「ベネチア映画祭という国際的な舞台で1人の観客として楽しめたんですよね。前回の(カンヌの)経験から、また欲張りな楽しみ方をしようとしたのかもしれません。めったにこういう経験はできないので。制作過程を知っている人間がこの場でこの映画を一観客で楽しむことはすごく贅沢なことなのかもと思って、そういう風な楽しみ方をしていたのかもしれません」と語った。

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