水谷豊「相棒」岸部一徳と立場逆転 江戸で“特命”辻斬り事件追う

[ 2017年8月21日 06:30 ]

BS朝日「無用庵隠居修行」で共演する水谷豊(右)、岸部一徳
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 俳優・水谷豊(65)がBS朝日の時代劇スペシャル「無用庵隠居修行」(9月15日後7・00)で、岸部一徳(70)と共演する。テレビ朝日の水谷の主演ドラマ「相棒」シリーズでは、岸部は警察庁の小野田官房長を演じ、シーズン1(2002年)から殉職する劇場版「相棒2」(10年12月公開)まで出演。今回は水谷と岸部の立場が完全に逆転する。

 舞台は江戸時代。水谷が演じる主人公の日向半兵衛は徳川家直参の旗本。岸部は半兵衛の家来、勝谷を演じる。水谷は「今度は僕が殿で、岸部さんが生意気でずうずうしい御用人」と設定を面白がっている。この“逆転”は岸部も新鮮な様子。「あの時よりもう少し距離が近い相棒になった気分で楽しかった」と歓迎。そして「(今回は)秘書のような役ですが、こんなに出番が多いとは」と登場シーンの多さも楽しんでいる。

 「相棒」では数々の難事件で協力し合った2人。今回は江戸の町で続発する辻斬り事件の謎に迫る。頭脳で解決する杉下右京と異なり、水谷は侍としてのアクションを求められた。本格的な殺陣シーンは「あまり経験したことがない」というが「やってみるといいものでした。不思議なもので気が付くとみんなが倒れているし」と笑顔。

 あらゆる欲を捨て、隠居暮らしを考える役どころ。「早く欲も得もなくして楽になりたいと思うキャラクター。僕もそう思う時がありますし、人間の理想だと思います」と思い入れも強い。岸部も「水谷さんの新しい魅力が出ている」と絶賛している。

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