アッコ50周年イヤー10月突入 記念CD発売&全国ツアー

[ 2017年6月29日 05:30 ]

今年でデビュー50周年!!「50」ポーズで気合を入れる和田アキ子
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 歌手の和田アキ子(67)が、10月にデビュー50周年イヤーに突入する。記念CD発売や全国ツアーの開催が決定しており「60年、70年となっても、声さえ出れば、真っ赤な口紅を塗ってブルースを歌いたい」と歌い続けることを誓った。

 68年10月25日に「星空の孤独」でレコードデビュー。この曲が全く売れなかった。「何をやってもダメでした。“デカいからそばに寄らないでくれ”って言われた時、5年持ったらハイヒールを履こうと。だから、5年持てばいいと思ったんです」。笑って振り返る、ホロ苦い思い出だ。

 50周年に突入する今年10月25日、ベスト盤「ザ・レジェンド・オブ・ソウル」を発売する。過去の全シングル86曲からファン投票で選ばれた上位10曲を収録。新曲も数曲収め、1曲は「いきものがかり」の水野良樹(34)が提供する。同日から全国ツアーが開幕。ベスト盤の収録曲に加え、ブルーノ・マーズ、アデルら米グラミー賞歌手の曲も歌う。

 ここで久々に披露するのが“オフマイク唱”だ。98年のNHK紅白歌合戦、初の大トリで「今あなたにうたいたい」を歌唱中、マイクを外して地声で歌った。「1曲に10曲分ぐらいの体力を使う。何十年ぶりかにやるので、肺活量とか、どのタイミングで歌おうとか考えてます」。紅白からは昨年落選したが、「良い勉強になりましたよ」と未練はない。

 節目は記憶にも記録にも残るライブをしてきた。30周年公演は憧れの故レイ・チャールズさんと共演。40周年は米ニューヨークの黒人音楽の聖地「アポロシアター」で日本人初の単独公演。50周年では「“アコフェス”をやりたい。お祭りにしたいね」と主催音楽フェスを構想中。豪華メンバー集結が期待されるが、「来ないヤツは覚えとく」と笑った。

 デビュー時のキャッチコピーは「和製R&Bの女王」。「まだ近づいてないと思いますね。リズム&ブルースは黒人の音楽。どれだけ頑張っても無理と思ってる自分がいる。もうちょっと、何かが足りません」。その何かを探し求めて歌い続ける。和田アキ子はまだまだ大きくなる。

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