海老蔵 歌舞伎初挑戦の寺島しのぶと濡れ場「お子さんの前でやる芝居じゃない」

[ 2017年2月3日 22:06 ]

舞台「座頭市」公開稽古を行う市川海老蔵と寺島しのぶ
Photo By スポニチ

 市川海老蔵(39)が主演する六本木歌舞伎の第2弾「座頭市」(演出三池崇史、4〜20日、EXシアター六本木)の公開舞台稽古が3日、同劇場で行われた。

 女優の寺島しのぶ(44)が、女中見習いのおすずと花魁(おいらん)の薄霧の1人2役で歌舞伎に初挑戦。2人の共演は95年の新派公演以来22年ぶりで、海老蔵は「音羽屋のお嬢さんですから、歌舞伎の名目の舞台でご一緒できるのはいろんな意味で感慨深い。もしも男だったら、とついそういう目で見ちゃう」と称えた。

 寺島は、花魁道中や早替わりなどにも挑み、「他の皆さんはプロだから、異物が入っているように見えなければ。本当に大変。皆、私のことを女と思っていない」と不満たらたら。それでも、花魁として市に迫る場面では大胆に太ももを露出し、海老蔵に「私はジャパニーズなんで、フレンチじゃない」とタジタジにさせる熱演を見せた。

 そのシーンのセリフはすべてアドリブだそうで、際どいやり取りも。脚本はリリー・フランキー(53)で、寺島は「リリーさんから、僕が書いたということにならないように」とクギを刺されたそうだが、海老蔵は「結果としては、そういうふうにしてほしいと書いてある。確信犯です」ととぼけた。しかし、長女の麗禾ちゃん(5)、長男の勸玄くん(3)も観劇していたこともあり、「お子さんの前でやるべき芝居じゃないよね」と苦笑いしていた。

続きを表示

2017年2月3日のニュース