「幸四郎」ラスト現代劇はアマデウス 白鸚襲名控えた来年9月上演

[ 2016年12月26日 06:20 ]

舞台「アマデウス」でサリエーリに扮する松本幸四郎
Photo By 提供写真

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(74)が主演の舞台「アマデウス」が来年9月、東京・池袋のサンシャイン劇場で上演されることになった。

 天才作曲家のモーツァルトと同じ時代に生きた宮廷音楽家サリエーリの嫉妬、心の闇を描いた名作。79年にロンドンで初演され、81年にはトニー賞に輝いた。日本では82年に幸四郎がサリエーリを演じ、今回は6年ぶりの再演となる。期間中には上演回数450回を記録する。

 18年に松本白鸚を襲名することも決まり、幸四郎としては最後の現代劇。「努力しても報われぬ凡人と次々に素晴らしい作品を生み出す天才。神の不条理に対するサリエーリの怒りは、芸能の世界に生きる自分にとっても身につまされ襟を正される作品です」と話している。

 演出はジャイルス・ブロック。モーツァルト、コンスタンツェ役は後日発表される。

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