紀香 愛之助舞台で緊急撮影会?梨園妻正式デビューで観客殺到

[ 2016年10月4日 05:30 ]

ロビーに出て観客をお出迎えする藤原紀香
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 歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と結婚した女優の藤原紀香(45)が3日、正式に梨園の妻としてデビューした。愛之助が座頭を務める東京・新橋演舞場の十月花形歌舞伎「GOEMON 石川五右衛門」(27日まで)が開幕。劇場ロビーで客を迎えるなど、役目を全うした。

 午後3時半、開場とともにロビーに姿を見せた紀香の元へ観客が押し寄せた。即席の写真撮影会となり、至る所からカメラが向けられた。劇場関係者が「立ち止まらずにお進みください」と呼びかけても、一向に人だかりは消えず。握手を求める人もおり、紀香は「ありがとうございます」と終始笑顔で応対した。

 紀香は、松と紅葉の柄が入った薄いベージュの着物姿。帯も同系色で全体的に落ち着いた色味。先月23日に京都・上賀茂神社で挙式した際に白無垢(むく)を着て賛否を呼んだのとは一転して、目立たないように配慮されたいでたちだった。

 「きれいね~」と声をかけられるなど、“女優”と受け止める観客も多かった印象。そんな中、紀香はひいき筋の観客に丁寧にお礼を述べ、高齢の女性には「お足元大丈夫ですか?」と身をかがめて声をかけるなど気配りを欠かさなかった。上演時は客席から夫を見守り、取材に対しても「今日は妻としての仕事なのでコメントはごめんなさい」と控えめだった。

 3月に結婚して以降、劇場での振る舞い方や礼儀作法などを熱心に学んでいる。関係者によると、お礼状などで奇麗な字を書くための書道や、和装での所作のために日本舞踊を定期的に習っている。先月28日の披露宴以降も、あいさつ回りに毎日奔走していた。

 本作は上演4度目の人気作で、スペイン人ハーフの石川五右衛門がフラメンコを踊る奇想天外な物語。共演は今井翼(34)らで、東京で初上演。カーテンコールもあり、愛之助は「歌舞伎公演ではカーテンコールはないのですが、感謝の気持ちをこめてやりました」と充実の表情だった。

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