【ききみみ】大西ユカリ 構想3年…世界観“爆発”の新アルバム

[ 2016年8月2日 09:40 ]

歌手としてもDJとしても“爆発中”の大西ユカリ

 最近、大西ユカリ(52)の活躍が凄い。8月24日に発売するテイチクレコード移籍後初のアルバム「EXPLOSION」は題名の意味通り、大西ならではの世界観が“爆発”した力作だ。

 2000年代初頭、「大西ユカリと新世界」としてR&Bが融合した歌謡曲で、音楽界に“昭和ブーム”を起こした浪速の歌姫。カバーアルバム「昭和残唱」は05年にレコード大賞・企画賞を受賞した。ソウルフルな声とベタベタのトークで人気の大阪での月1ライブは今月27日、131回目を迎える。

 構想約3年、満を持して送り出す最新盤は宇崎竜童、甲本ヒロトら楽曲提供者も豪華だ。宮藤官九郎作詞、横山剣作曲の「ユカリ☆EXPLOSION」は♪富田林で生を受け…と、自己紹介のような1曲。9月3日公開の松田翔太主演映画「ディアポリス」のテーマ曲にも選ばれ、「録音環境やタイアップ…すべてが豊かやった」と、久々のメジャーレーベルでのリリースに感謝した。

 昨年10月からエフエム大阪「GOOD MORNING OSAKA」(月~木曜前7・30)の水・木曜を担当。“朝の顔”に抜てきされた。浜村淳や道上洋三、ヒロ寺平ら他局の名物DJと肩を並べ、「ステータスですやん…ありがたい!」と笑顔。温かくオモロイ話しぶりは大好評で、「しゃべりはプロやないけど、最強の素人やと思うわ」と胸を張った。

 「しぶとく行くで。若い人の目の上のコブであり続けたい」と、スタジオにこもって練習したり、歌への努力を欠かさない。目標は「ヒット曲出して紅白出場。決まってないけど、決めてんねん」。勢いに乗る大西の言葉には、妙に説得力があった。(萩原 可奈)

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2016年8月2日のニュース