滝沢秀明 15秒ディープキスはぶっつけ本番「ある意味リアル」

[ 2016年7月26日 09:30 ]

 10代でジャニーズJr.の黄金期を築き、アイドル路線のド真ん中を歩んできた滝沢秀明。34歳になった今もあどけない美少年の面影が残る。そんなタッキーがドラマで禁断の不倫劇に挑戦。ディープキスやベッドシーンなどの大胆演技を披露している。芸能界に入って21年。ターニングポイントを迎えた。

 カメラマンが「もう少し歯を見せて」とリクエストすると、「これぐらいですかね」とそれに応える。爽やかで真面目。その印象は初めて会ってから約10年、全く変わらない。先輩の結婚、後輩のスキャンダル、若手のリーダーとして…さまざまな場面で取材してきたが、どんな時も明るく誠実に対応する姿を見てきた。

 そんなタッキーが放送中のTBSドラマ「せいせいするほど、愛してる」で不倫劇に挑戦。妻を持ちながら、武井咲(22)演じる主人公と恋におちる役を演じている。

 「禁断の愛を(相手より)年上の役で演じる。そういう年齢になったのかと感じましたね」。

 恋愛ドラマ自体が「僕だけのマドンナ」(フジテレビ)以来、13年ぶり。しかも不倫を題材にした大人のラブストーリー。第1話(12日放送)のラストでは早速、濃厚なキスシーンが登場。武井を突然引き寄せて唇を重ねたかと思うと、15秒もの間、一度も離れることなくディープキスを続けた。

 あれはぶっつけ本番のキスだったという。「監督からは“最初は軽め。その後、求めるように”とだけ指示されました。キスシーンやラブシーンは普通、顔の角度のほか照明やカメラの位置まで決めるんですけど、今回はテーマだけ与えられて本番に入るスタイル。難しいですね」。

 武井と事前の打ち合わせはなく、リハーサルでもキスはしなかった。本番の緊張感を「1対1の殺陣に似た雰囲気がありましたね」と表現する。「相手のテンションや出方次第でこちらのお芝居も変わる。ある意味、リアル(なキス)。やるっきゃないという感じで思い切りやりました」。

 今後、ベッドシーンも出てくる。テレビではなかなか見せることがなかった肉体美や官能的な演技が期待できそうで「ついにエロ解禁ですか?」と尋ねると、「そういきたいですね」とノリノリ。「許されない恋」とアイドルの恋愛に通じる部分はあるかという質問には、「似ているところがあるかも」と笑いながら「でも人を傷つける部分は違う」とキッパリ語る。やはりタッキーは好青年だ。

 ▽「せいせいするほど、愛してる」(火曜後10・00)北川みゆきさんの同名少女コミックが原作。企業の広報部に勤める未亜(武井)が、自身を優しく見守ってくれる自社の副社長、海里(滝沢)に恋心を抱き、海里も既婚者でありながら彼女の誠実な人柄に引かれていく不倫の恋を描く。共演は中村蒼(25)、水沢エレナ(24)、トリンドル玲奈(24)ら。

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2016年7月26日のニュース