宮川大助 涙で防災のススメ「近隣住民との和がどれほど大事か」

[ 2016年6月16日 08:45 ]

被災者の思いを語ると突然涙声になった宮川大助(右)にすかさずハンカチをあてる宮川花子

 夫婦漫才の「宮川大助・花子」が15日、大阪市内で防災と復興をテーマにした舞台「妖精の里~命の架け橋~」(9月3、4日・テイジンホール)の発表会見を行った。

 同舞台は大助原案で毎年、恒例にしているものの一環で今回が8度目。大助は「家族全員が助かること、近隣住民との和がどれほど大事か伝えたい」と力説した。2人は東日本大震災の発生直後から100回以上、現地に足を運ぶなど支援活動を続けており2013年、大船渡特別復興大使にも就任した。その中で直接被災者から聞いた話の数々をつなげ、近々起こるとされる「南海トラフ地震」を想定しての芝居に仕立てる。

 途中、大助は家族を亡くした被災者のエピソードを語り始めると突然涙を流し絶句。すかさず花子がハンカチを手渡すひと幕もあった。いつもはマシンガントークで夫をねじ伏せる花子も「大助くんから頼まれたことはこれまでにたった2回。ひとつは“漫才をやってくれへんか”。で、もう1回は“防災の活動を一緒にやろう”と。その熱い思いに付いてきている」と語った。大助は「指一本分でもいいから、防災を思う気持ちの後押しになれば」と訴えた。

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2016年6月16日のニュース