関テレ 被災地での給油割り込みを生謝罪「不快な思いを」

[ 2016年4月18日 16:45 ]

避難所で列をつくる被災者(AP)

 熊本地震の取材にあたっていた関西テレビの中継車が17日朝に熊本県菊陽町のガソリンスタンド付近で車の列に割り込んで給油を行った問題で、同局は18日、夕方の報道番組「みんなのニュース ワンダー」(月~金曜後4・45)で視聴者に生謝罪した。

 冒頭5分枠の最後に、岡安譲アナウンサー(41)が「ここでお詫びがあります。今回の熊本地震の取材にあたっていた関西テレビの中継車がきのうの朝、熊本県内のガソリンスタンドで給油待ちをしていた車の列に割り込み、そのまま給油しました。現場で給油をお待ちになられていた皆様に大変なご迷惑をお掛けしましたこと、また多くの皆様に不快な思いをさせてしまったことにつきまして深くお詫び申し上げます」と頭を深く下げて謝罪した。

 「今後、このようなことが起きないよう私たちはもう一度気を引き締め直して、被災地の現状を報道してまいります」と誓った。

 ツイッター上に「ガソリンを入れるために朝早くからたくさんの人が並んでいたのに横入りされた」「母が『後ろに他の人もいるので並んでください』と言ったのにもかかわらず無視して我先にとガソリンを入れていました。テレビ局だからいいんですか?もう少し考えてほしい」という苦情が投稿され、インターネット上には批判の声が殺到。

 同局はこの日、公式サイトでも事実関係を認め「被災地の皆様が多大な労力を割いておられるなかで、あってはならない行為でした」と謝罪していた。

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