ジョン・レノンのギター3億円で落札、世界最高額

[ 2015年11月8日 17:04 ]

 米ビバリーヒルズの競売会社「ジュリアンズ・オークションズ」は7日、ビートルズのジョン・レノンがヒット曲をつくるのに使い、半世紀以上行方不明になっていたギターが241万ドル(約3億円)で落札されたと発表した。ロック関係の競売では世界最高額という。

 ロックの神様と呼ばれたエルビス・プレスリーが使用した黄金のピアノとビートルズのドラムヘッド(面)も7日、競売に掛けられ、ピアノは60万ドル、ドラムヘッドは約212万ドルの高額で競り落とされた。

 レノンのギターは1962年製のギブソンJ―160Eで「抱きしめたい」「オール・マイ・ラビング」などのヒット曲の作曲に使用。63年12月のロンドンでのコンサート後、行方不明になった。落札額は60万~80万ドルと予想されていた。

 ロイター通信によると、売上金の半分はレノンの妻オノ・ヨーコさんが設立した慈善団体に寄付される。落札者は発表していない。

 ピアノはプレスリーが母親へのプレゼントとして購入したが、母の死後、妻プリシラさんが結婚1周年記念として68年に金箔を施した。米テネシー州メンフィスの邸宅でプレスリーが演奏した。

 ドラムヘッドは64年に米国公演で使ったもので「ザ・ビートルズ」のロゴ入り。アルファベットのTが下に伸びた「ドロップT」といわれる特徴的なデザインだという。(共同)

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2015年11月8日のニュース