西島秀俊主演「無痛」 録画が多い理由 目が離せないストーリーに視聴者満足

[ 2015年11月6日 11:31 ]

フジテレビ系ドラマ「無痛~診える眼~」制作発表会見に出席した(前列左から)伊藤淳史、西島秀俊、伊藤英明(後列左から)浜辺美波、石橋杏奈、中村蒼、浅田美代子

 秋ドラマで最も好調なのが阿部寛主演の「下町ロケット」(TBS、日曜午後9時)だ。初回視聴率16・1%→17・8%→18・6%と右肩上がりで推移している。一方、西島秀俊主演「無痛~診える眼~」(フジテレビ、水曜午後10時)は視聴率こそ「下町…」には及ばないが、それだけでは計れない静かな人気が視聴者の間で浸透してきている。

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)によると、番組を録画したと回答した「録画数」は、「下町ロケット」が274人→246人→219人と減少しているのに対し、「無痛~診える眼~」は186人→174人→211人→208人と増加傾向にある。単純な図式だが「下町ロケット」はリアルタイム、「無痛~診える眼~」は録画視聴にシフトしているといえそうだ。

 これはドラマの性質にもよるところが大きい。「下町ロケット」は「半沢直樹」同様、窮地に追い込まれた主役と対立軸にいる人々という構図がはっきりしており、前半やり込められるが、後半はそれを覆すというパターンを楽しむドラマ。「ストーリーがはっきりとわかりやすくて見ていて胸がすかっとする」(53歳・女性)、「ストレス解消になる」(33歳・女性)など、視聴者からの意見から見ると、“正義は勝つ”的な展開が安心感と爽快感を与え、リアルタイムで見たいという感情につながっているようだ。

 「無痛~診える眼~」は、殺人犯の顔や外見に現れる特徴=犯因症を見抜く医師が主人公のサスペンスドラマ。その特殊能力や、犯因症の兆候が出ている刑事、痛みを感じない無痛症で無毛症の青年、謎の一家殺害事件など、さまざまな事件が交錯することで、目が離せないストーリー。「登場人物の謎が多くて気になる」(52歳・男性)「最終的にどうなっていくのか全然読めない」(35歳・女性)など、視聴者の興味を引き付けることに成功している。それだけに録画してじっくり謎を追いたいという視聴者が多いようだ。

 両ドラマの番組満足度は「下町ロケット」4・1(5段階評価/3話平均)。「無痛~診える眼~」3・84(同4話平均)といずれも高満足度の基準3・7を超える高数値だ。「無痛~診える眼~」も録画視聴まで待てない!というリアルタイム視聴者が増える可能性は十分にある。表面に出ている数字だけでは、ドラマの面白さは判断できないのである。

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