アッコ 軽度認知症の予備軍?8日「駆け込みドクター!」で初検査

[ 2015年11月6日 08:30 ]

認知症の検査を初めて受けた和田アキ子(C)TBS

 歌手の和田アキ子(65)が8日放送のTBS「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」(日曜後7・57)で、認知症の検査を初めて受けた。記憶力などを見るテスト、脳のMRI検査は問題なかったが、軽度認知症の予備軍かを評価する血液検査で「このまま予防をしないと、将来5年以降に認知症になる可能性が高い」と診断された。

 10年後には日本で700万人を超え、65歳以上の5人に1人が発病すると予測される認知症。今年5月には、俳優の砂川啓介(78)が妻で声優の大山のぶ代(82)の認知症を公表し、大きな関心を集めた。

 番組サイドは「和田さんが勇気を持って検診することで、予防の大切さを伝えられたら」とオファー。1981年に子宮頸がん 2008年に慢性中等度閉塞性呼吸不全などの大病を経験し、予防の重要性を知る和田も「いつ(症状が)来るか、分からない」と快諾し、一肌脱いだ。

 今回の検査は(1)MMSEテスト(2)脳のMRI検査(3)血液検査。(1)は「今年は(西暦)何年?」「きょうは何曜日?」など、主に記憶力・言語力・計算力を見極める。30点満点で26点以下だと軽度認知症の疑いが濃くなるが、和田の結果は30点だった。(2)は記憶をつかさどる海馬の萎縮の度合いを調べたが、萎縮はなく、実年齢より若い脳と診断された。

 問題があったのは(3)。血液中の特定のタンパク質の量を計測し、軽度認知症の予備軍かをA~Dの4段階で評価。A=「問題なし」B=「リスク小」C=「ただちに予防」D=「危険」で、和田はDに近いC判定。このままだと、将来5年以降に認知症になる可能性が高いと診断された。予防には、お酒の量を減らす、毎日歩くなどの運動が必要になる。

 検査結果はスタジオで発表。和田は緊張の面持ちで耳を傾けるが、その反応は…。

 番組は「動物との触れ合い」「公文式」が認知症にもたらす効果など、日本の認知症治療の最新事情を伝える。

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2015年11月6日のニュース