オダギリジョー 今回は監督に“反抗”せず「心入れ替えなきゃ」

[ 2015年11月4日 16:31 ]

映画「FOUJITA」公開記念の大学生とのティーチイン試写会に出席したオダギリジョー

 俳優のオダギリジョー(39)が4日、都内で主演映画「FOUJITA」の公開を記念した大学生とのティーチイン試写会に出席した。

 フランスと日本、2つの国と文化を生き、戦争に翻弄された稀代の画家・藤田嗣治の半生を描く作品。参加した学生から映画を作る際、監督と役作りでズレがあった場合、監督に反抗するのか問われたオダギリは「僕は反抗的なんですよ。偉そうな言い方に聞こえると思うが、台本読んだ時に役に関しては『俺に任せてくれ!丸投げしてくれ!』って思う」と明かした。

 とはいえ「今回は監督の脳みそが面白くて、監督に預けてみたほうが賢いな、と思って、今回は監督のおっしゃるまま『ゼロ反抗』でした」と告白。「だから今までは“オダギリジョー”とはこういうものだと俳優のエゴが出てたときもあったと思うが、今回はまったく違う。監督のおっしゃるままにして高みに引き上げてもらったので、役者として心を入れ替えなきゃならない所に来てますね」と苦笑いしていた。

 また、撮影時の監督との裏話も披露。「インする前に『すごく時間がかかるよ、大変だよ』と言われていたが、5分10分くらいで終わったことを思い出した」と笑い、「1回、撮影が押した時に『今日は悪いな、残業だ』って謝ってたんですが、まだ17時だった。監督には17時で残業なんだって思ってOLのような気持ちだった」と明かし、会場の笑いを誘っていた。他に女優の中谷美紀(39)、メガホンを執った小栗康平監督も登壇した。14日公開。

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