テレ朝、12歳アイドルのヘリウム事故で改めて陳謝 再発防止徹底へ

[ 2015年9月29日 15:07 ]

29日定例会見を開いたテレビ朝日

 テレビ朝日は29日、東京・六本木の同局で定例会見で、1月28日に発生した女性アイドルグループ「3Bjunior(スリー・ビー・ジュニア)」のメンバー、Aさん(当時12)が番組収録中に倒れて意識を失い、病院に搬送された事件について設置していた「救急搬送事案検証委員会」の最終検証結果を発表した。

 吉田慎一社長(65)らが「この問題ではご本人ならびに家族の皆様に大変つらい思いをさせてしまった。関係者の皆様にも大変ご迷惑をおかけした。その点、心から深くお詫びしたい」と頭を下げ、陳謝した。

 検証結果では、Aさんはほぼ間違いなく、ヘリウム混合ガスを吸い込み、それがきっかけで肺に圧がかかり、昏倒した可能性が高いと判断。その反面、制作スタッフが本事案の発生を事前に予測することは困難であったとし、当該番組の制作にあたり、十分な事前打ち合わせ、リハーサルなど丁ねいな事前準備が行われていなかったという状況であることも認めている。

 検証結果として「当検証委員会としては、番組制作現場において重大な健康被害を出したという結果について、当社として真しに反省し、その責任を負うべきものと判断する」と見解が示された。これを受けて制作現場に安全管理者に置くなど、危機管理意識の向上とマニュアルの徹底するため、再発防止策を示した。

 Aさんは3月10日に退院し、体調もすでに回復。学校にも通っており、すでに芸能活動も再開している。当該番組は同局が制作し、BS朝日で放送されていたバラエティー「3Bjuniorの星くず商事」(土曜深夜3・00)。収録は1月28日夕、東京・六本木の同局で行われ、吸うと声が変わるヘリウムガスを使ったゲームでAさんがガスを吸い、意識を失い、倒れ、病院に救急搬送された。専門医からは、脳の血管に空気が入り血流が妨げられる「脳空気塞栓(そくせん)症」と診断されたため、2月2日には専門医のいる病院に転院し、治療を受けた。

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