【あの花】絶妙配役でアニメの世界観を再現!村上虹郎らがハマり役

[ 2015年9月21日 11:00 ]

ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の1場面(左から村上虹郎、浜辺美波)(C)フジテレビ

 同名人気アニメを初実写ドラマ化した青春群像劇「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称・あの花)が21日午後9時からフジテレビ系で放送される。

 完全オリジナルストーリーのアニメは2011年4~6月、同局深夜枠の放送ながら「大人も泣けるアニメ」として大きな話題に。舞台になった埼玉県秩父市には“聖地巡礼”としてファンが集まり、街ぐるみのイベントが開かれるなど社会現象になった。13年8月には劇場版が公開され、興行収入10億円を突破した。

 小学校時代に「超平和バスターズ」という名のグループを組み、秘密基地で遊んだ6人組、宿海仁太(あだ名=じんたん)本間芽衣子(あだ名=めんま)松雪集(あだ名=ゆきあつ)安城鳴子(あだ名=あなる)鶴見知利子(あだ名=つるこ)久川鉄道(あだ名=ぽっぽ)。

 しかし、めんまの事故死のため、絆は決裂する。それから7年後。高校に入学したものの、家に引きこもるじんたんの前に、成長しためんまの幽霊が出現。めんまは生きている時に叶えられなかった“ある願い”が心残りで現れたという。バラバラになった「超平和バスターズ」は再結集。あの日を境に失われた笑顔は戻るのか…。そして、めんまの願いとは――。

 じんたん役は村上虹郎(18)めんま役は浜辺美波(15)ゆきあつ役は志尊淳(20)あなる役は松井愛莉(18)つるこ役は飯豊まりえ(17)ぽっぽ役は高畑裕太(22)と次世代を担う若手注目株が集まった。漫画やアニメの実写化は何かと“波紋”を呼びやすいが、今作は原作のイメージにぴったりの絶妙のキャスティング。アニメの世界観の再現に成功している。フジテレビの編成企画・ 狩野雄太氏も「何回もオーディションをし、プロデューサー、監督とも綿密に相談をして決めました。実際にドラマを見ていただけたら、原作ファンの方にもご納得いただけるキャスト陣になっていると思います」と話している。

 特に、物語の軸になる2人、村上と浜辺がハマり役。村上はじんたんのナイーブさ、浜辺はめんまの愛くるしく甘えたな部分をうまく表現している。村上は村上淳(42)UA(43)の長男で、昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「2つ目の窓」(監督河瀬直美)でデビュー。浜辺は2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞している。

 脚本はフジテレビ「バスストップ」「ムコ殿」TBS「セーラー服と機関銃」「ROOKIES」日本テレビ「デスノート」などで知られる、いずみ吉紘氏。演出はフジテレビ「バスストップ」「ムコ殿」「エンジン」「電車男」「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」などの西浦正記氏。

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