桂文枝、ギネス認定に感涙 ライバルはさんま「抜かれたくない」

[ 2015年7月3日 05:30 ]

「新婚さんいらっしゃい!」のギネス認定証を手に笑顔を見せる桂文枝と山瀬まみ

 落語家の桂文枝(71)が2日、司会を務めるテレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜後0・55)が「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定され、制作の朝日放送(大阪市)で会見した。

 3月27日に同局が申請し、6月9日に認定された数字は、1971年1月31日の番組開始から今年6月7日放送分までの44年127日。ビシッとした白のスーツ姿で登場した文枝は「まさか45年も続くとは」と感慨深げ。番組30周年の2000年前後にも申請したが、かなわなかった経緯もあり、「視聴率戦争の中、数字が良くても打ち切られることもあり、10年やるのも至難の業。面白い話をしてくれた新婚さん、支えてくれたスタッフ、休まずに続けられた健康な体に生んでくれた父、母のおかげ」と感謝し、涙ぐんだ。

 創作落語のパイオニアで、手掛けたネタは250本超。夫婦を題材にしたものも多いが、本番中に入れ歯が飛んだ人や新婚さん1組ごとにいろんなエピソードがあり、それを参考にさせてもらっていたという。「ここまで創作落語ができたのも、この番組があったから」と打ち明けた。

 番組では、文枝の持ちギャグ「いらっしゃ~い」から始まり、椅子からコケる場面が名物。40代のころは自律神経失調症を患い、目まいでコケることが怖かった時期もあった。ただ、「嫁から“こんなんでコケて死んだ人おらへん”と言われ“そやな”と」。苦難を乗り越えた陰に、夫人の絶妙なひと言があったことも明かした。

 ライバル候補に挙げたのは一回り年下の明石家さんま(60)。フジテレビ系「さんまのまんま」(85年4月スタート)が30周年を迎え、その実力も認めているだけに「彼にだけは、記録を抜かれたくないなあ」とこぼした。

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2015年7月3日のニュース