「進撃の巨人」軍艦島と名刻む!世界遺産登録待つロケ地で完成報告

[ 2015年7月3日 05:50 ]

長崎・軍艦島の立ち入り禁止区域で開かれた映画「進撃の巨人」の完成報告会見に登場した(左から)本郷奏多、水原希子、三浦春馬、石原さとみ、樋口真嗣監督。島内最大の鉱員社宅65号棟をバックに

 人気コミックを実写化する映画「進撃の巨人」(監督樋口真嗣)の完成報告会見が2日、ロケ地の長崎・軍艦島(端島)で行われた。主演の三浦春馬(25)をはじめ、水原希子(24)、本郷奏多(24)、石原さとみ(28)が、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産登録を待つ同島に再上陸。世界遺産登録を強く後押しした。

 会場は草木が無造作に伸びた端島小中学校のグラウンド。ステージの後ろに立つ校舎は、基礎がいまにも崩れそう。報道陣、スタッフはヘルメットを着用。会見場には似つかわしくないが、人間が巨人に襲われて荒廃した街という作品の舞台にはピッタリだ。

 日本を支えた海底炭鉱の島は、閉山から41年。そして今、世界遺産登録の時を迎えている。三浦は「軍艦島も映画も、互いに相乗効果で活気づいてくれたらいいなと思う」と登録を望んだ。石原も「“進撃の巨人のロケ地が世界遺産になった”と言われるようにしたい。そのぐらいの勢いがある映画」と胸を張った。

 昨年5月11日、同島でクランクインし、2日間撮影。トイレも水道もない無人島。撮影を希望した樋口監督が「ただの廃虚ではなく、変わった造りをした建物が複雑に立ち、風化している」とほれた。三浦は「時代の最先端を行ったけど、突然みんなが去っていった島。悲しさも感じる」と、作品の世界感と合致したことを実感していた。

 軍艦島で撮影された最後の作品となる可能性が高い。島を所有する長崎市の田上富久市長は「世界遺産登録されると、映画の撮影は相当厳しくなる。ひょっとすると最後かもしれない」と明かした。特撮とVFX技術を使い、壮大さが際立つ作品に完成。2部作で、前編は8月1日、後編は9月19日に公開される。

 ▽軍艦島 正式名称は「端島」。通称は、外観が戦艦「土佐」に似ていたことから。長崎半島から西に約4・5キロに位置。南北に約480メートル、東西に約160メートル、面積は約6万3000平方メートル。江戸時代後期に石炭が発見され、1890年(明23)に三菱が島と鉱区の権利を買い取って石炭採掘を開始。1916年(大5)には日本最古の鉄筋コンクリート造りの高層アパート(7階建て)を建設。最盛期は約5300人が住み、当時の東京都の9倍の人口密度を誇った。74年に閉山した。

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