一茂が勝訴 東京地裁、名誉毀損で新潮社に165万円支払い令

[ 2015年6月25日 05:30 ]

 タレントで野球解説者の長嶋一茂(49)が週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、新潮社(東京)に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、名誉毀損(きそん)を認め、165万円の支払いを命じた。

 問題となったのは週刊新潮の2013年5月16日号の記事。一茂が、父親で巨人終身名誉監督の茂雄氏の記念品を無断で売却したことなどをめぐり、家族内でトラブルになっているという内容だった。

 倉地真寿美裁判長は「記事は家族の私的な問題を取り上げたにすぎず、公益性がなく、プライバシーの侵害に当たる」と判断した。

 週刊新潮編集部は「受け入れがたい判決だ。判決文を精査した上で、控訴を検討したい」とコメントした。

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2015年6月25日のニュース