五木ひろし、こぶしでジュリー♪「勇気くれた」流行歌26曲カバー

[ 2015年6月4日 05:30 ]

戦後の流行歌26曲を熱くカバーした五木ひろし

 歌手の五木ひろし(67)が3日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで、戦後の流行歌を歌う特別公演を行った。

 今年、戦後70年を迎えた節目に合わせて企画。「戦後の復興へ、元気と勇気を与えてくれたのが流行歌だった。昭和20年代から平成に入るまでを歌で振り返りたい」と5000人の観客に語り掛け、戦後のヒット曲第1号といわれる「リンゴの唄」からステージをスタートさせた。

 演歌歌手ではなく「流行歌手」を自称するだけに、披露したのは演歌だけでなく、歌謡曲、ポップスと多ジャンル。敬愛する大先輩から、かつて賞レースを争ったライバルらの名曲、女歌など戦後を代表する26曲を、五木らしいこぶしを利かせながら熱唱した。

 観客の盛り上がりがピークを迎えたのは、沢田研二(66)の「勝手にしやがれ」。サビの部分では、ジュリーさながらに手ぶりを交えて歌い、観客にとってはその変化が大ウケで、会場からは大きな手拍子が起きた。

 幼少のころから幅広いジャンルの歌が大好きだった。「少年時代はラジオから新曲が流れてくると、必ずその1番の歌詞をメモ書きしていた」と振り返り、この公演のために新たに覚えた歌は一曲もなかったという。公演は2部構成で、第2部では「よこはま・たそがれ」や「千曲川」「長良川艶歌」など自身のヒット曲19曲を披露した。

 同公演は、7月29日に大阪市のフェスティバルホールでも行われる。

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