安室奈美恵 移籍後初アルバムはオール新曲 11枚目で初の試み

[ 2015年4月10日 05:31 ]

初めて新曲だけのアルバムを発売する安室奈美恵

 歌手の安室奈美恵(37)がエイベックスにマネジメントを完全移行後、初めてのアルバムを6月10日に発売する。

 タイトルは「―genic(ジェニック)」で、「~に適した」「~向きの」の意味。タイトルの前にブランクを意味する「―(アンダーバー)」を配したのは、制作側の「安室はサウンドジェニックかダンスジェニックか、はたまたフォトジェニックなのか。自由にイメージしてもらいたい」との思いが込められている。

 今作の最大の売りは、収録する13曲全てが未発表の新曲ということ。自身11枚目のアルバムにして初の試み。通常、アルバムには直近に発売したシングルを数曲収録するが、今作には最新シングル「BRIGHTER DAY」(昨年11月発売)などは収めていない。

 「リバイバル」をキーワードにして、今年に入ってから制作を開始。80~90年代のヒップホップ、R&B、ハウス、エレクトロニック・ダンスミュージック(EDM)を取り入れ、独特なダンスポップ作品に仕上げた。収録曲が全て新曲になったのは「リバイバルというコンセプトに合わない曲の収録を見送ったため」(制作側)だという。9日時点で、レコーディングを1曲残す段階まで仕上がっている。

 安室は今年1月、23年間所属したライジングプロダクションを離れ、レコード契約を結ぶエイベックスに完全移籍した。エイベックスは「全ての活動拠点を一元化し、さらなる音楽活動の向上に努めるため」と説明。今作はその第1弾の音楽作品となる。

 ≪9・5から全国ツアー≫9月5日から全国アリーナツアーを開催することも決まった。「LIVEGENIC(ライブジェニック)」と題し、全国15都市44公演で、計約40万人を動員予定。新アルバムはダンスチューンが多いため、トークシーンを入れずに踊りっぱなしのステージになるとみられる。安室はこれまで544公演を行い、計約345万人を動員している。

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2015年4月10日のニュース